【体験談】高熱出たら右腕が麻痺した ー入院生活⑤ー

備忘録

前回を見ていない方はこちらから。

【体験談】高熱出たら右腕が麻痺した ー入院生活④ー


リハビリに変化を

飽きないような工夫

リハビリ病棟では、ほんとうにリハビリ漬けの毎日であった。

本来であれば1日3回でよいのだが、それだけでは暇なので、リハビリの先生に暇なときにできることことを聞いて、合間にできることをしていた。

リハビリでは日々の積み重ねが大切とのことなので、毎日同じことの繰り返しで飽きないように、変化をつけながら実践していた。

字を書く

前回も書いたが、字を書くというのはほんとうにすごいことで、サラサラと字を書く看護師さんを見て、うらやましいと思うことは多々あった。

字を書いているといつも起きる現象があった。

それが”手のビビり”である。

”手のビビり”というのはどういうことかというと、自分の意志とは関係なく手が勝手に動いてしまうのだ。

そのため、どれだけ気をつけていても、ビビってしまうことで、字がゆがんでしまうのである。

また、指先に全神経を集中させなければ思うように書くことができないため、とても神経を使うのだ。

全神経を使って書いているのに、思うように書くことができない。

これに関しては、さすがにイライラしてしまい、ペンを投げ出すことが何度もあった。

このことは、リハビリの先生にも相談した。

その中で、普段の生活の中でも手が勝手に動くことがあることを伝えると、脳神経が徐々につながっているために起こるものなのではないか、との結論となった。

私はそのことを信じて、「順調に治っているから起きるんだな」と勝手に解釈して、あまり気にしないようにすることにした。

歩行

院内に外に通じる場所があるため、毎日その場所に通った。

その場所は中庭のようになっていて、歩く用の舗装もされていたので、患者さんの憩いの場となっていた。

30分は歩けるようになっていたため、そのなかで早く歩いたり、ゆっくり歩いたり、時には歌を歌いながら(誰もいないのを確認してから)、飽きないように楽しみながら歩くようにしていた。

一度、どれだけ早く歩くことができるのか試したくなったのでしてみたら、17分を過ぎたあたりで心臓が痛くなってしまったため、途中で中止して帰ることにした。

やっぱり無理をすることはいけないんだなと、改めて実感したのであった・・・。

あとでリハビリの先生に伝えたら「無理はしないでくださいね」と注意されてしまったのは言うまでもないw

ゲーム

リハビリの先生に自主練習の相談をしたとき、何か好きなことはあるかと聞かれたため「ゲームすることが好き」と答えたら、「ゲームはリハビリにいいよー!」と言ってくれた。

中には、PS4を持ってきてしている人もいたらしい。

さすがにそこまではできないので、妻に3DSを持ってきてもらって時間のある時にすることにした。

かなり前に中古で購入したモンハン4なのだが、右指が思うように動かず、めっちゃ難しかった。

なにせ連打ができない、タイミングよく押せない、勝手にボタンを押してしまう・・・

こんな状態で、いい立ち回りができるはずもなく、最初は簡単なクエストを何度もこなしながら、指が思うように動かせるようにしていった。

最終的には欠点を克服することができて、強い敵にも勝てるようになっていった。

外泊の許可

久しぶりの我が家へ

毎日のリハビリと自主練習をしていった中、ついに担当医より退院の話がでた。

しかし担当医は慎重派なのか、一度外泊をして特に問題がなければ退院しましょう、とのことであった。

そこで、妻と相談して週末に外泊をすることとなった。

外泊の中で、自宅でどんなことが難しかったのか、介助者(私の場合は「妻」)の負担はどうなのか、といったことを書く用紙をもらって、約2か月ぶりに我が家に帰ってくることができた。

家に帰って気づいたこと

久しぶりに家に帰った時の感動は、今でも忘れることはできない。

なにせ、家を建ててから1週間ぐらいしかまともに過ごしていないからだ。

というのも、最初の発熱が9月6日なのだが、その約1週間前の8月29日に家を建てたばかりだからである。

まともに過ごしたのが1週間くらいしかないので、もうすぐこの家に帰ってくることができると考えると、とても感慨深かった。

看護師より、家に帰ったときにできなかったことや、やりにくかったことを紙に書いてきてね、といわれており、一通りしてみることにした。

掃除、洗濯、料理の手伝いなどの家事や、仕事に復帰するために必要なキーボードを打ったり字を書くなど、自分に足りないものを探すこととなった。

その結果、食器洗いが非常に難しいことに気づいた。

理由は、スポンジの持ち替えにあった。

指先の細かい動きがまだ難しく、スポンジを折り曲げたり、持ち替えたりといった動きをすることで、手全体がダルくなるのだ。

これには思わず「うわっ、めっちゃ手がダルいわ!」といって笑ってしまった。

まさか洗い物で手がダルくなるとは思わなかったからだ。

妻も「今の状態で難しいことが分かってよかったね」といってくれた。

その後もパソコンのキーボードで「寿司打」をしてみたり、紙に文章を書いてみたりして、妻と久しぶりにゆっくり過ごした。

外泊の2日間はあっという間で、夜には病院に戻った。

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